岡山県吉備の自然が育む、こだわりの卵

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エサについて

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あおぞら養鶏場のニワトリたちが毎日食べているこだわりのエサについてご紹介します。
また、エサの配合や仕入れ先を公開しているので「どこから何をどれくらい仕入れているか?」についてもご覧いただけます。

1. ニワトリの健康を考えるエサづくり

ポストハーベストフリー、100%国産飼料

あおぞら養鶏場では、ポストハーベストフリー※の飼料を使うことを徹底しています。
一般的な養鶏のエサでは輸入トウモロコシが主流ですが、私たちは岡山県産を中心とした、国産で安心できる原料だけを使用しています。

ホストハーベストフリー:
収穫後、輸送中にカビや虫を防ぐために使われる農薬を使用しない作物・飼料のこと。

無添加・自家配合飼料へのこだわり

市販の配合飼料には、産卵率を高めるための添加物や保存料が使われます。
しかし、あおぞら養鶏場では、こうした人工的な成分を避けるため、無添加の自家配合飼料にこだわっています。

抗生物質・着色料・ビタミン剤などは一切使用せず、岡山県産を中心とした国産のトウモロコシ、米ぬか、おから、魚粉、旬の緑餌など、信頼できる素材だけを自ら仕入れて丁寧に配合。

「何を、どこから使っているか」が明確な飼料で、ニワトリの健康と卵の安全を守ります。

ニワトリにも野菜(緑餌)が大切

人が野菜を食べて健康を保つように、ニワトリにとっても野菜や草(緑餌)はとても大切です。
あおぞら養鶏場では、エサの約2割に緑餌を加えることで、ニワトリたちにビタミンやミネラル、食物繊維など多様な栄養をバランスよく与えています。

緑餌を取り入れることで腸内環境が整い、血液がアルカリ性に傾くと言われており、成長や免疫力の維持に役立ちます。

発酵飼料で健康な体づくり

腸内環境を整える発酵飼料を取り入れ、ニワトリたちが本来持つ生命力を引き出します。
現在の一般的な完全配合飼料は、高すぎる栄養価で産卵を無理に促す傾向がありますが、私たちは「たくさん産ませる」より「元気に育てる」ことを大切にしており、エサのカロリーや栄養を調整し、自然なペースでの産卵を見守っています。

2. エサの配合と飼料について

エサの配合の例

子実とうもろこし約30% 香川産
小米約15% 吉備中央町産
米ぬか20% 吉備中央産
おから10% 岡山県産100%使用した大豆
菌床10% 岡山県産キクラゲ原木から採取
カキガラ5% 丸栄株式会社様
魚粉3% 熊本県産
緑餌17-20% 鶏舎敷地内で採取
竹粉吉備中央町産

エサに使われている飼料について

エネルギー源(穀類):子実とうもろこし、小米
タンパク質源:魚粉、おから
ミネラル源:牡蠣殻
ビタミン:緑餌、発酵飼料

穀類

穀類の代表格であるとうもろこしは、デンプンを多く含み、高いエネルギー量とバランスの良い栄養価が特徴です。あおぞら養鶏場では、お隣・香川県で育てられた国産のものを使用しています。

岡山県北部に位置する吉備中央町はおいしいお米の産地としても知られています。
地元のきれいな水と空気で育った、おいしいお米を飼料として使用しています。

【仕入れ先:吉備中央町の農家さま】

ヌカ類

米ぬかは、抗酸化作用のあるビタミンEやミネラル、食物繊維、体内の有害物質を排出するフィチン酸など、栄養が豊富に含まれています。あおぞら養鶏場では、このパワーある米ぬかをそのまま与えるのではなく、米やおからと一緒に発酵させることで、栄養価と消化吸収を高めたエサとして活用しています。

【仕入先:有限会社須山商店さま

無機質

毎日卵を産むニワトリにとって、カルシウムはとても大切な栄養素。体内のカルシウムを使って殻をつくるため、しっかりと補う必要があります。あおぞら養鶏場では、ミネラルの吸収率が高い素材を厳選し、エサにバランスよく配合しています。

【仕入先:丸栄株式会社さま

タンパク質(動物性・植物性)

動物性タンパク質は、ニワトリが健康に卵を産むために欠かせない栄養素です。魚粉を使うと産卵率が上がりますが、使い過ぎると卵に臭みが残るため、微妙な調整が必要です。あおぞら養鶏場では、最低限の魚粉を与えることで無理なく産卵を促し、質の良い卵を育てています。また、人が食べても安心な高品質の魚粉を使用し、安全にも配慮しています。

【仕入先:有限会社陽商店さま

成長や健康維持に欠かせない植物性のタンパク質として、岡山県産大豆のみを使ったおからを使用。米ぬか・菌床・おからを入れて発酵させることで、栄養価を何倍も引き上げます。

【仕入先:須山とうふ店さま

緑餌

キクラゲの菌床(きんしょう)を、エサとして再利用しています。キクラゲ菌床には、繊維質やミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、発酵させて与えることで消化吸収がよくなり、腸内環境の改善や健康維持に役立ちます。

【仕入先:きらりファームさま

春から秋にかけて、ニワトリたちは鶏舎の敷地内に自生している草を食べます。草がなくなる冬季は地元の野菜、もしくは乳酸菌発酵させた竹パウダーなどを緑餌として与えています。

【仕入れ先:吉備中央町の農家さま】

敷地内に自生していた竹から作った竹粉を、嫌気性発酵させて「発酵飼料」として与えています。発酵飼料は、ニワトリの腸内環境を整え、健康を支える大切な栄養源となります。