無洗卵の正しい洗い方|危険な5つのNGと子どもを守る方法

お子さんの朝食に卵かけごはんを作ろうとして、無洗卵を手に取った瞬間「あれ?これって洗うの?」と手が止まったことはありませんか?

健康志向が高まる中、無洗卵を選ぶご家庭が増えています。クチクラ層という天然の保護膜が残っているため、一般的な卵より日持ちが良く、化学薬剤を使わない自然な状態で提供されているからです。

でも実際に使おうとすると、「本当に洗わなくて大丈夫?」「子どもに食べさせても安全?」という不安が頭をよぎります。特に表面に少し汚れが付いているように見えると、なおさら心配になりますよね。

実際、あおぞら養鶏場では無洗卵をお届けしているため、無洗卵を初めて購入された方から「どのように扱えばよいのでしょうか?」「洗ってから使った方がいいですか?」といったお問い合わせを多くいただきます。このような疑問を持たれるのは、とても自然で大切なことです。

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実は、無洗卵には一般的な卵とは異なる特別な扱い方があります。無洗卵の殻表面には約3万個に1個の割合でサルモネラ菌が付着している可能性があることも事実です。しかし、正しい知識と適切な衛生管理—特に卵を触った後の手洗いを徹底すれば、クチクラ層という天然のバリア機能を活かしながら、子どもにも安全で美味しい卵料理を提供できるのです。

なぜなら、無洗卵の価値は「洗わないこと」でクチクラ層を保護することと、「適切な衛生管理」を行うことで安全性を確保することの両方にあるからです。

なお、無洗卵の特徴であるクチクラ層については『無洗卵のクチクラ層が守る安全性|メリットと汚染率0.003%の科学的根拠』で詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。

しかし、多くのご家庭では「何となく洗わずに使っている」「不安だから毎回洗っている」といった、曖昧な方法で無洗卵を扱っているのが現状。間違った扱い方は、せっかくの無洗卵の価値を台無しにするだけでなく、かえって食中毒のリスクを高めてしまう可能性があることを知る人は少ないです。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、「これで本当に大丈夫?」という不安を抱えたまま使い続けるのは、精神的にも良くありません。正しい知識があれば、自信を持って無洗卵を活用し、その恩恵を家族全員で享受できるのです。

今回は、子育て中のお母さんが安心して無洗卵を使えるよう、正しい洗い方から衛生管理まで、わかりやすく実践的な方法をお伝えします。

記事を読み終える頃には、迷うことなく無洗卵を活用し、お子さんにも安心して美味しい卵料理を作れるようになっているでしょう。ぜひ最後までお読みください!

あおぞら養鶏場では無洗卵についての動画も公開しています。以下参考にされていただければ嬉しいです!

無洗卵ってどうなの?直売所で買った卵に汚れが…。

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卵を洗わずに出荷していいの?サルモネラ菌大丈夫?質問に答えます

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この記事を書いている人
あおぞら養鶏場”カオルさん
カオルさん
1978年生まれ。
「我が子に食べさせたい卵を作ろう」そんな想いで、日本一安全な吉備中央町でゼロから養鶏業を始めました。素人だった私が、鶏の幸せを第一に考える「鶏ファースト」飼育を追求。環境と餌に妥協なくこだわり、愛情たっぷりに育てた鶏たちが産む平飼い自然卵で、家族の笑顔を届けている。

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目次

【シーン別】安全な無洗卵の使い方・洗い方

無洗卵を安全に活用するためには、生食と加熱調理で扱い方を使い分けることが重要。

生で食べる場合(卵かけごはんなど)は、殻表面の菌が直接口に入るリスクを避けるため、使用直前の軽い洗浄と徹底した手洗いが必要になります。一方、加熱調理の場合は、75℃以上の加熱でサルモネラ菌が死滅するため、卵自体を洗う必要はありません。ただし、どちらの場合も「卵を触った後の手洗い」は絶対に欠かせません。

それぞれのシーンに応じた正しい処理方法を身につけることで、無洗卵の価値を損なうことなく、家族全員が安心して美味しい卵料理を楽しめるようになります。

朝の卵かけごはん:生食時の正しい処理手順

お子さんの大好きな卵かけごはん。無洗卵で作る場合は、以下の手順で安全に処理しましょう。

3ステップで安全な卵かけごはん

ステップ内容
① 使用直前に軽く水洗い・流水(15〜20℃)で約10秒間やさしく洗う
・指で軽くこすって目に見える汚れを除去
洗剤は絶対に使わない
② 水分を完全に拭き取る清潔なペーパータオルで水分をしっかり拭き取る
・濡れたまま放置すると、殻から菌が侵入するリスクあり
③ すぐに割って使用・洗ったらすぐに使用する
・割るときは殻と中身が触れないように注意

    重要:卵を触った手は石鹸でしっかり洗う

    卵を扱った後は、他の食材や食器を触る前に必ず手洗いを行ってください。これが最も重要な安全対策です。

    お弁当の卵焼き:加熱調理時の注意点

    加熱調理の場合、卵自体は洗う必要がありませんが、衛生管理は欠かせません。

    安全な卵焼きの作り方

    ステップ内容
    ① そのまま割って使用加熱調理の場合は洗わなくてOK
    ・殻が中身に触れないよう慎重に割る
    ② 75℃以上で1分以上加熱・サルモネラ菌は75℃以上で死滅
    ・しっかり加熱して安全性を確保
    ③ 手洗いと調理器具の洗浄・卵を触った手は必ず石けんで洗浄
    ・殻が触れた調理器具やまな板も都度洗浄することで交差汚染を防止

      お菓子作り:子どもと一緒に作る時のポイント

      お子さんと一緒にお菓子を作る楽しい時間。無洗卵を使う際は、衛生教育の良い機会にもなります。

      親子で実践する安全対策

      ステップ内容
      ① 作業前の手洗いを習慣化・石鹸で30秒間しっかり手洗い
      ・「卵さんを触った後はお手てを洗おうね」と声かけ習慣
      ② 卵の扱い方を教える殻と中身を混ぜないように大人がサポート
      ・「殻は食べ物に触れちゃダメ」とルールを伝える
      ③ 加熱調理を基本とする・一緒に作る料理は加熱するレシピ(クッキー・ケーキなど)を選ぶ
      焼く工程があるお菓子がおすすめ

        これだけは絶対NG!無洗卵でやってはいけないこと

        NG:洗剤を使った洗浄は危険

        「汚れを落とすなら洗剤の方が良いのでは?」と思うかもしれませんが、これは非常に危険です。

        なぜ危険なのか

        • 卵の殻には無数の小さな穴(気孔)がある
        • 洗剤成分が気孔を通って卵内部に侵入する可能性
        • 洗剤が体内に入ると健康被害のリスク

        正しい方法 流水のみで軽く洗い、すぐに拭き取る

        NG:長時間の水浸けは逆効果

        「しっかり洗うために水に浸けておこう」は大きな間違いです。

        なぜ逆効果なのか

        • 長時間水に浸けると気孔から水分と一緒に雑菌が侵入
        • クチクラ層が水分で溶け出し、保護機能が低下
        • かえって食中毒のリスクが高まる

        正しい方法
        使用直前に短時間(10秒程度)の流水洗いのみ

        NG:濡れたまま保存するリスク

        洗った後、濡れたまま冷蔵庫に戻すのは危険です。

        リスクの理由

        • 水分が付着した状態では雑菌が繁殖しやすい
        • 気孔を通って内部汚染が進行する可能性
        • クチクラ層の保護機能が失われる

        正しい方法 洗った卵は必ずすぐに水分を拭き取り、即座に使用

        NG:手洗いを怠ることの危険性

        「卵を触っただけだから手洗いは後で」は絶対NGです。

        危険な理由

        • 手についたサルモネラ菌が他の食材に付着
        • 調理器具や食器への二次汚染が発生
        • 最終的に口に入るリスクが高まる

        徹底すべきこと 卵を触った直後に必ず石鹸で手洗い

        NG:他の食材との接触

        無洗卵を他の食材と一緒に保存・調理するのは避けましょう。

        注意すべき接触

        • 冷蔵庫で他の食材とくっついた状態での保存
        • 卵の殻が野菜や肉類に直接触れる
        • 同じまな板で連続使用(洗浄なし)

        安全な方法

        • 購入時のパックのまま独立して保存
        • 調理時は食材ごとに作業スペースを分ける

        冷蔵庫での保存術|無洗卵を長持ちさせる方法

        無洗卵の最大のメリットである「日持ちの良さ」を活かすも殺すも、保存方法次第!

        せっかく高価な無洗卵を購入しても、間違った保存方法でクチクラ層を傷つけてしまったり、他の食材との接触で汚染リスクを高めてしまっては、その価値は半減してしまいます。実際に「無洗卵を買ったのに、普通の卵と変わらない期間で傷んでしまった」というお声をいただくことがありますが、その多くは保存方法に原因があります。

        正しい保存方法を実践すれば、無洗卵は一般的な卵より1-2週間も長持ちし、「買い物の回数を減らせる」「食材ロスが少なくなる」「いつでも新鮮な卵が使える」といったメリットを実感していただけます。特に忙しい子育て中のお母さんにとって、これらは大きな助けになるはずですので、正しい保存方法を理解しておきましょう!

        クチクラ層を守る正しい保存方法

        無洗卵の最大の価値であるクチクラ層を守りながら保存するコツをご紹介します。

        基本の保存ルール

          ポイント内容
          ① パックのまま保存・購入時のパックから取り出さずにそのまま冷蔵庫へ
          ・パックが衝撃や温度変化から卵を保護
          ② 冷蔵庫の奥で保存ドアポケットはNG(開閉による温度変化あり)
          ・10℃以下の冷蔵庫内奥で安定保存
          ③ とがった方を下向きに・卵の気室が丸い方にあるため、とがった方を下にすると黄身が安定し、新鮮さが長持ち

          他の食材との分離保管のコツ

          無洗卵は他の食材との接触を避けることが重要です。

          冷蔵庫での配置ルール

          • 卵専用スペースを確保
          • 野菜や肉類とは別の棚に配置
          • 匂いの強い食材(ニンニク、玉ねぎなど)から離す
          • 生肉や魚とは必ず別々に保管

          パック管理のコツ

          • 購入日をパックにメモ書き
          • 古いものから順番に使用
          • 半分使ったパックは輪ゴムで閉じる

          子どもの手の届く場所に置く際の注意点

          お子さんが自分で卵を取り出すこともあるでしょう。その際は、安全性を保ちながらも、お子さんの自立心を育てる良い機会として活用できます。ただし、無洗卵は一般的な卵以上に注意深い扱いが必要なため、事前の準備と適切なルール作りが欠かせません。

          お子さんが卵を触った後の手洗いを徹底できるかどうかで、家族全員の安全が左右されます。安全に管理するポイントをお伝えします。

          子ども向け安全対策

          カテゴリ取り組み内容
          ①「触ったら手洗い」ルール徹底・冷蔵庫に手洗いマークのシールを貼って目印に
          ・卵に触ったら報告する習慣
          手洗いできたら褒めることで意欲アップ
          ② 落下防止の工夫・卵パックの下に滑り止めマットを敷く
          取り出しやすい場所に保管
          一度に持てる数を決めて安全対策
          ③ 衛生教育のきっかけに・「見えない菌さんがいるからね」とやさしく説明
          一緒に手洗いする時間を作り、習慣化

            特に注意!妊娠中・小さな子ども・高齢者への配慮

            免疫力が低い家族への安全対策

            ご家族に免疫力が低下している方がいる場合、より慎重な対応が必要です。

            特に注意が必要な方

            • 妊娠中の女性
            • 2歳未満の小さなお子さん
            • 65歳以上の高齢者
            • 病気療養中の方
            • 免疫抑制剤を服用中の方

            追加の安全対策

            1. 生食は避ける
              • 卵かけごはんや半熟卵は控える
              • すべての卵料理で十分な加熱を行う
              • 内部温度75℃以上、1分以上の加熱を徹底
            2. より厳格な衛生管理
              • 卵を触る前後の手洗いを特に徹底
              • 調理器具の洗浄・消毒を強化
              • 作り置きは避け、できたてを食べる
            3. 体調不良時は避ける
              • 風邪や胃腸の調子が悪い時は無洗卵の使用を控える
              • 回復してから通常の使用に戻す

            生食を避けるべきケース

            以下の場合は、安全のため生食を避けることをおすすめします。

            生食NGの状況

            • 購入から1週間以上経過した卵
            • 殻にヒビが入っている卵
            • 異臭がする卵
            • 家族に体調不良者がいる時
            • 暑い季節(室温が25℃以上)

            代替調理法

            • 温泉卵:63℃で30分加熱(半熟でも安全)
            • スクランブルエッグ:しっかり火を通して
            • 厚焼き卵:中心まで完全に加熱

            安心できる加熱調理の基準

            確実に安全な加熱調理の基準をお伝えします。

            サルモネラ菌を死滅させる加熱条件

            • 75℃以上で1分以上
            • または65℃で5分以上

            温度の確認方法

            • 料理用温度計を使用(おすすめ)
            • 目視確認:白身と黄身が完全に固まった状態
            • 触感確認:フォークで刺して透明な液体が出ない

            安全な加熱料理例

            • ゆで卵(10分以上茹でる)
            • 卵焼き(中心まで火が通るまで)
            • オムレツ(ふんわりでも中心まで加熱)
            • 茶わん蒸し(蒸し器で15分以上)

            無洗卵を選ぶメリットを最大限活かす調理のコツ

            卵かけごはんを安全に美味しく楽しむ方法

            無洗卵の醍醐味とも言える卵かけごはん。安全性と美味しさを両立させるコツをご紹介します。

            最高の卵かけごはんを作るステップ

            1. 新鮮な卵を選ぶ
              • 購入から3日以内の卵を使用
              • 殻にヒビがない完全な状態の卵
              • 冷蔵庫でしっかり冷やした卵
            2. 使用直前の処理
              • 流水で10秒間軽く洗浄
              • ペーパータオルで水分除去
              • すぐに割って使用
            3. 安全な割り方
              • 平らな面で軽くコツンと叩く
              • 殻と中身が接触しないよう慎重に
              • 割った後の殻は即座に処分
            4. 手洗いの徹底
              • 卵を触った後は必ず手洗い
              • 石鹸で30秒間しっかりと
              • 清潔なタオルで水分を拭き取る
            5. すぐに食べる
              • 割ったらすぐにごはんに混ぜる
              • 作り置きはせず、その場で完食
              • 余ったら廃棄する勇気も大切

            美味しさアップのコツ

            • 炊きたてのほかほかごはんを使用
            • 醤油は少量ずつ加えて味を調整
            • お好みで海苔やネギをトッピング

            子どもが喜ぶ卵料理での活用術

            お子さんが喜んで食べてくれる、安全で美味しい卵料理をご紹介します。

            人気の子ども向け卵料理

            メニュー名特徴・工夫ポイント
            ふわふわスクランブルエッグ・牛乳を加えてまろやかに
            ・弱火でゆっくり火を通し、ふんわり仕上げ
            ・焦がさず加熱
            可愛い目玉焼き・しっかり加熱して安全性アップ
            ・ハート型や星型で見た目も楽しく
            ・ケチャップで顔を描いて食育にも◎
            栄養満点オムライス・卵は薄く焼いてしっかり加熱
            ・ライスには野菜をたっぷり
            ・子どもが好きな具材でアレンジ

            安全調理のポイント

            • どの料理も75℃以上で1分以上加熱
            • 半熟状態は避け、完全に火を通す
            • 作ったらすぐに食べる

            日持ちの良さを活かした献立計画

            無洗卵の最大のメリットである日持ちの良さを活かした、効率的な献立計画をご提案します。

            週間の卵料理ローテーション

            曜日メニュー活用シーン・ポイント
            月曜日基本の卵焼きお弁当にぴったりの万能おかず。
            多めに作って翌日のお弁当にも活用。
            火曜日茶わん蒸し夕食の副菜に。
            出汁のやさしい味わいで子どもにも人気。
            水曜日オムライス夕食のメインに。
            野菜をたっぷり入れて栄養バランスも◎。
            木曜日ゆで卵朝食やお弁当に便利。
            作り置きして冷蔵保存すれば時短にも。
            金曜日親子丼鶏肉と卵で満足感あるメニュー。
            週末前に手軽でボリュームある一品を。
            土曜日お菓子作り子どもと一緒にクッキーやケーキ作り。
            楽しみながら衛生管理も自然と学べる
            日曜日卵かけごはん(※安全な場合)家族の体調が良好で、新鮮な卵がある時限定。
            安心・安全を確認してから楽しむ

            効率的な買い物のコツ

            • 1週間分をまとめて購入
            • 購入日をパックにメモ
            • 古いものから順番に使用

            よくある心配事Q&A|ママたちの疑問にお答え

            Q: 「子どもが触った手は大丈夫?」

            A: お子さんが無洗卵を触った後は、必ず手洗いが必要です。子どもの手は大人より細菌に対する抵抗力が弱く、また手を口に入れる習慣もあるため、より注意が必要です。

            対策方法

            • 卵を触ったらすぐに「手洗いタイム」にする
            • 楽しい手洗い歌を一緒に歌う
            • 手洗い後にシールを貼るなど、ご褒美システムを作る
            • 「見えない菌さんをやっつけよう」と声かけして習慣化

            お子さんが自分から「卵触ったから手を洗う!」と言えるようになれば、とても良い衛生習慣が身につきます。

            Q: 「普通の卵より高いけど価値はある?」

            A: 適切に管理すれば、確実に価値のある投資です。

            無洗卵の具体的なメリット

            • 日持ちが良い:一般的な卵より1-2週間長期保存可能
            • 自然な状態:化学薬剤を使わない洗浄で安心
            • クチクラ層の保護:天然のバリア機能を維持
            • 食育効果:子どもに正しい衛生管理を教える機会

            コストパフォーマンスを高める方法

            • 正しい保存で廃棄率を下げる
            • 計画的な購入で無駄をなくす
            • 家族全員の衛生意識向上という付加価値

            価格差を「家族の健康と食育への投資」と考えれば、十分に価値があると言えるでしょう。

            Q: 「結局洗った方が安全じゃないの?」

            A: 間違った洗い方は、かえって危険性を高めます。多くの方が誤解されていますが、無洗卵を不適切に洗うことで、以下のリスクが発生します。

            間違った洗い方のリスク

            • 気孔から汚れた水が卵内部に侵入
            • クチクラ層の破壊により保護機能が失われる
            • 洗剤成分の残留による健康被害

            正しいアプローチ

            • 生食時のみ使用直前に流水で軽く洗浄
            • 加熱調理時は洗わずそのまま使用
            • 最も重要なのは「手洗いの徹底」と「適切な加熱」

            安全性は「卵を洗うこと」ではなく、「正しい衛生管理」によって確保されます。

            Q: 「幼稚園のお弁当に使っても大丈夫?」

            A: 加熱調理した卵料理なら問題ありません。お弁当に入れる卵料理では、以下の点に注意しましょう。

            お弁当向け卵料理の安全基準

            • 完全に火を通した料理のみ(卵焼き、ゆで卵など)
            • 中心温度75℃以上で1分以上加熱
            • 半熟状態は絶対に避ける
            • 作りたてを冷ましてからお弁当箱に詰める

            おすすめお弁当卵料理

            • しっかり焼いた卵焼き
            • 完全に茹でたゆで卵
            • 十分に火を通したスクランブルエッグ
            • 中心まで加熱したオムレツ

            夏場の特別注意事項

            • 保冷剤を必ず使用
            • 前日作り置きは避ける
            • 気温が高い日は卵料理を控える選択肢も

            適切な加熱と保存を行えば、無洗卵で作ったお弁当も安全に楽しめます。

            まとめ|安心して家族に無洗卵を提供するための最終チェックリスト

            購入から調理まで:安全管理のポイント再確認

            無洗卵を安全に活用するための重要ポイントを、購入から調理まで順序立ててまとめました。

            【購入時】
            □ ヒビや汚れのない新鮮な卵を選ぶ
            □ 購入日をパックにメモする
            □ 帰宅後はすぐに冷蔵庫へ保存

            【保存時】
            □ 購入時のパックのまま保存
            □ 冷蔵庫の奥(10℃以下)で保管
            □ 他の食材とは分離して配置
            □ とがった方を下向きにする

            【調理時】
            □ 生食の場合:使用直前に流水で軽く洗浄
            □ 加熱調理の場合:そのまま使用
            □ 殻と中身が接触しないよう注意深く割る
            □ 卵を触った後は必ず石鹸で手洗い
            □ 調理器具も適切に洗浄する

            【食事時】
            □ 作ったらすぐに食べる
            □ 作り置きや常温放置は避ける
            □ 体調不良時は加熱調理を徹底

            子どもに教えたい卵の扱い方

            お子さんにも覚えてもらいたい、大切な卵の扱い方をまとめました。

            「たまごのお約束」(子ども向け)

            触ったら手洗い

            • 「たまごさんを触ったら、お手てをゴシゴシ洗おうね」
            • 石鹸で30秒間、歌を歌いながら楽しく洗う
            • 指の間もしっかり洗う

            殻と中身は仲良くしない

            • 「たまごのお家(殻)と中身は別々がいいの」
            • 割る時は大人と一緒に慎重に
            • 殻が中に落ちないよう注意

            冷蔵庫の卵を触ったら報告

            • 「たまごを触ったよ」と大人に教える
            • 一緒に手洗いタイムにする
            • 正直に報告できたら褒めてもらう

            覚えやすい合言葉 「たまご・タッチ・手洗い・OK!」

            家族みんなで実践できる衛生習慣

            無洗卵の安全な利用を通じて、家族全員の衛生意識を向上させましょう。

            時間帯習慣内容
            朝の習慣– 朝食前に家族全員で手洗いを実施
            – 卵料理を通して子どもと一緒に衛生管理を学ぶ
            – 「今日も安全に美味しく食べよう」と声かけ
            調理中の習慣– 卵を扱う人が手洗いを実演し手本に
            – 「触ったものリスト」を家族で共有
            – 調理器具の洗浄を分担制で習慣化
            食事後の習慣– 使用した調理器具を家族で分担して洗浄
            – 卵料理の感想を共有し「今日の卵料理はどうだった?」と振り返る
            – 改善点があれば話し合い
            週末の習慣– 冷蔵庫の卵の状態を家族でチェック
            – 小さな子どもを中心に手洗いの練習タイム
            – 一週間の卵料理を振り返り、次週の計画

            無洗卵を選ぶ価値の再確認

            最後に、無洗卵を選ぶことの真の価値を確認しましょう。

            区分価値内容
            食材としての価値日持ちの良さ適切な保存で長期間新鮮さを維持できる
            自然な状態化学薬剤を使わないため安心感がある
            クチクラ層の保護洗浄しないことで天然のバリアが活きる
            昔ながらの味素材そのものの自然な卵の味わいが楽しめる
            教育的価値衛生管理の学習手洗いや食材の扱い方を学べる
            食への関心向上食材の成り立ちや安全性について関心を持つ
            家族のコミュニケーション一緒に調理・対話する機会が増える
            責任感の育成正しい扱い方を学ぶことで子どもに責任感が育つ
            健康への価値安全な食事食中毒などのリスクを最小限に抑えられる
            栄養摂取良質なタンパク質やビタミンを安心して摂取できる
            免疫力維持安全な食事で家族全体の健康を支える
            経済的価値廃棄率の低下日持ちが良く、食品ロスを抑えられる
            計画的購入長期保存が可能で買い物の効率が上がる
            医療費の節約食中毒を防ぎ、医療費の発生を減らせる

            最終メッセージ

            無洗卵は、正しい知識と適切な衛生管理があれば、家族みんなで安心して楽しめる素晴らしい食材です。

            特に重要なのは「手洗いの徹底」です。卵を触った後の手洗いを習慣化することで、無洗卵のリスクを最小限に抑えながら、そのメリットを最大限に活用できます。

            また、無洗卵の利用は、お子さんに食の安全や衛生管理について教える絶好の機会でもあります。一緒に正しい卵の扱い方を学ぶことで、一生役立つ衛生習慣を身につけてもらいましょう。

            「少し高いけれど、家族の健康と食育への投資」として、無洗卵を選択する価値は十分にあります。この記事でお伝えした方法を実践していただき、安心して美味しい卵料理を家族みんなで楽しんでくださいね。

            今日から、正しい知識を持って無洗卵を活用し、より安全で豊かな食生活を送りましょう!


            あおぞら養鶏場の無洗卵について

            この記事でご紹介した安全な無洗卵の扱い方を実践していただける、こだわりの無洗卵をあおぞら養鶏場でお届けしています。

            あおぞら養鶏場の無洗卵の特徴

            特徴内容
            平飼い自然卵鶏たちがのびのびと動ける広々とした環境で育ち、ストレスの少ない状態で産まれた卵。
            自然卵と平飼い卵の違い|本当に安全で美味しい卵の選び方
            100%国産飼料使用安全・安心の国産原料のみを使った自家配合飼料。輸入飼料や添加物は一切不使用。
            薬剤不使用の育成不要なワクチン・抗生物質を使わず、自然のままの免疫力で健康に育成。
            クチクラ層を保護(無洗卵)卵の表面を洗わずに出荷し、天然のバリア「クチクラ層」を保持。鮮度と安全性を長持ちさせます。
            無洗卵のクチクラ層が守る安全性|メリットと汚染率0.003%の科学的根拠

            お客さまの声
            「卵独特の臭みがなく、子どもが卵かけごはんをおかわりするようになりました」
            「殻がしっかりしていて、黄身がプリプリしています」
            「安心して家族に食べさせられる卵に出会えました」

            その他にいただいた『あおぞら養鶏場の平飼い自然卵購入者さまのアンケート結果』もご参考にされてください!

            無洗卵を初めてお試しになる方も、この記事の内容を参考にしていただければ、安心してお楽しみいただけます。

            ご興味をお持ちの方は、ぜひ一度あおぞら養鶏場の無洗卵をお試しください。家族みんなで安全で美味しい卵の味わいを実感していただけることでしょう。

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