毎朝の卵かけご飯、お弁当の卵焼き…。お子さんが毎日口にする卵は、本当に安心できるものでしょうか?
スーパーの卵売り場で「自然卵」という表示を見かけて、普通の卵と何が違うのか気になったことはありませんか?
価格は少し高めだけど、子どもの健康のことを考えると良いものを選んであげたい。でも、本当に違いがあるのかよく分からない…そんな風に迷われているお母さんも多いのではないでしょうか。
実は、自然卵には法的な明確な基準はありません。しかし、自然卵を作る養鶏家たちが「これこそが自然卵だ」と信念を持って実践している共通の考え方があるんです!
それは、限りなく自然な形で鶏を飼って生まれてくる卵を作ること。
具体的には、発酵飼料や緑餌を使った添加物なしの自家配合餌で鶏を育て、平飼いで1平米あたり3羽以下というゆったりとした環境で、ワクチンや抗生物質も使わずに、鶏本来の自然な力で卵を産ませることです。
つまり、自然卵とは養鶏家の哲学と信念が込められた卵なんです!
この記事では、自然卵養鶏家が考える「本当の自然卵」とは何か、普通の卵との違い、そして信頼できる自然卵の見分け方まで、健康志向のお母さんが知っておくべき情報を詳しくお伝えします。
読み終えていただければ、スーパーの卵売り場で迷うことなく、養鶏家の信念が込められた本物の自然卵を選べるようになり、安心して家族に食べさせてあげられるでしょう。ぜひ最後までお読みください!
この記事を書いている人
あおぞら養鶏場”カオルさん”
1978年生まれ。
「我が子に食べさせたい卵を作ろう」そんな想いで、日本一安全な吉備中央町でゼロから養鶏業を始めました。素人だった私が、鶏の幸せを第一に考える「鶏ファースト」飼育を追求。環境と餌に妥協なくこだわり、愛情たっぷりに育てた鶏たちが産む平飼い自然卵で、家族の笑顔を届けている。
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自然卵とは?養鶏家が信じる本物の卵の全て
1. 自然卵とは何か?養鶏家が信じる「本物の卵」の定義
自然卵には、実は法的な明確な基準や定義は存在しません。農林水産省が定める「特別な飼養管理」の基準はありますが、「自然卵」という名称自体に統一された規格はないのです。
では、なぜ多くの養鶏家が「自然卵」という言葉を使うか?
それは、自然卵を作る養鶏家たちが共通して持っている『信念』があるからです。その信念とは、「限りなく自然な形で鶏を飼って生まれてくる卵こそが、本当に価値のある卵である」という考え方です。
この信念に基づいて、多くの自然卵養鶏家が実践している共通のポイントがあります。
餌へのこだわり
- 発酵飼料を使用する
- 新鮮な緑餌を与える
- 自家配合で添加物を使わない
- 産卵促進剤は一切使用しない
飼育環境へのこだわり
- 平飼いで1平米あたり3羽以下
- デビーク(くちばしカット)をしない
- 日齢1日の雛から薬に頼らない育成
つまり、自然卵とは養鶏家の哲学と信念が込められた卵なのです。法的な基準がないからこそ、養鶏家一人ひとりの「本物を作りたい」という強い想いが、自然卵の品質を支えているといえるでしょう。
2. 自然卵の餌へのこだわり|添加物なしで鶏本来の力を引き出す
自然卵養鶏家が最もこだわるのが、鶏の餌です。「鶏が食べるものが、そのまま卵になる」という考えから、餌の質には一切妥協しません。
2-1. 発酵飼料を使う理由と効果
一般的な養鶏場では、効率性を重視してペレット状の配合飼料を使用します。しかし、自然卵養鶏家の多くは『発酵飼料』を選びます。
発酵飼料とは、穀物や野菜くずを微生物の力で発酵させた餌のこと。発酵によって以下の効果が期待できます。
- 消化吸収が良くなる:発酵により栄養素が分解され、鶏の消化器官への負担が軽減されます
- 腸内環境が改善される:善玉菌が増え、鶏の免疫力向上につながります
- 卵の風味が豊かになる:発酵による旨味成分が卵に移行し、深い味わいが生まれます
実際に発酵飼料で育てられた鶏の卵は、卵黄がオレンジ色に近く、濃厚な味わいが特徴です。
2-2. 緑餌の重要性
自然卵養鶏家のもう一つのこだわりが『緑餌』です。緑餌とは、新鮮な草や野菜のことで、鶏が自然界で食べていた食事に近づけるために与えます。
季節に応じた緑餌の例
- 春:若草、菜の花、クローバー
- 夏:トウモロコシの葉、カボチャの葉
- 秋:大根の葉、白菜の外葉
- 冬:保存した乾燥野菜、発芽もやし
緑餌を食べることで、卵黄の色が自然な黄色からオレンジ色になり、ビタミンやミネラルが豊富な卵が生まれます。また、鶏のストレス軽減にも効果があります。
あおぞら養鶏場では積極的に緑餌を与えています。
2-3. 自家配合餌へのこだわり
市販の配合飼料には、産卵率を上げるための添加物や保存料が含まれていることがあります。自然卵養鶏家は、これらの人工的な成分を避けるため、『自家配合』を行います。
自家配合の基本材料

- 穀物:米、麦、トウモロコシ
- タンパク質源:大豆、魚粉(保存料、添加物不使用)
- ミネラル:牡蠣殻
- ビタミン源:緑餌、発酵飼料
重要なのは、産卵率を最大化するための添加物は一切使わないこと。鶏本来のペースで卵を産ませることで、栄養価が高く、安全な卵が生まれるのです。
3. 自然な飼育環境|鶏がストレスなく生きられる空間作り
餌と同じくらい重要なのが、鶏の飼育環境です。自然卵養鶏家は、鶏が本来持っている習性を尊重した環境作りを心がけています。
3-1. 平飼いで1平米あたり3羽以下の理由
一般的なケージ飼いでは、1羽あたりB5サイズ程度の狭いケージで飼育されます。これに対し、自然卵養鶏では『平飼い』で、しかも1平米あたり3羽以下という広いスペースを確保します。
平飼いのメリット
- 鶏が自由に歩き回れる
- 砂浴びや羽ばたきができる
- 自然な採食行動が可能
- ストレスが大幅に軽減される
広いスペースで飼育された鶏は、筋肉が発達し、免疫力も向上。結果として、薬に頼らなくても健康な鶏が育ち、質の高い卵を産むようになります。
3-2. デビークをしない理由

多くの養鶏場では、鶏同士のつつき合いを防ぐため『デビーク』(くちばしの先端をカットすること)を行います。しかし、自然卵養鶏家は、この処置を行いません。デビークをしない理由は、鶏の自然な状態を保つためです。くちばしは鶏にとって重要な感覚器官であり、カットすることで以下の影響があります。
- 餌を選別する能力の低下
- ストレスの増加
- 自然な行動の制限
代わりに、十分な飼育スペースの確保と、ストレスの少ない環境作りで、つつき合いを防いでいます(とはいえ、あおぞら養鶏場では2025年6月時点ではつつき合いが発生中なので、ストレスがないこと=つつき合いがない、とは言い切れないのが現状ですね…)。
3-3. 薬に頼らない健康管理
自然卵養鶏では、日齢1日の雛から『薬に頼らない育成』を実践します。具体的には、以下のものを使用しません。
- 成長促進剤
- 抗生物質
- 不要なワクチン
では、どのように鶏の健康を管理するのか?紹介します。
自然な健康管理の方法
- 適切な換気と温度管理
- 清潔な飼育環境の維持
- 発酵飼料による腸内環境の改善
- ストレスの少ない飼育密度
- 定期的な健康観察
特に換気が重要!鶏にとって「新鮮な空気は免疫力に直結」しています。だからこそ私たちは喚起に重きをおいています。そのため薬に頼らない分、養鶏家の技術と愛情が必要になりますが、その結果生まれる卵は、薬剤残留の心配がない安全な卵となります。
3-4. 卵を洗わない理由|自然のバリア機能を保つ
自然卵養鶏家のこだわりは、卵が産まれた後の処理にも及びます。一般的な養鶏場では『洗卵』という工程で、次亜塩素酸を使って卵の表面を洗浄します。
しかし、自然卵養鶏家は基本的に洗卵を行いません。その理由は、卵の表面にある『クチクラ層』を守るためです。クチクラ層とは、卵殻の表面を覆う薄い膜で、以下の重要な役割を果たしています。
クチクラ層の役割
- サルモネラ菌などの細菌の侵入を防ぐ
- 卵の水分蒸発を抑制する
- 卵の鮮度を長期間保つ
洗卵によってこの天然のバリア機能が失われてしまうため、自然卵養鶏家は別の方法で卵をきれいにします。
自然卵の清拭方法
- 乾いた布で軽く拭く程度
- 汚れが付着している場合は、細かいヤスリで優しく削る
- 水洗いは一切行わない
この手間のかかる作業により、自然卵は天然のバリア機能を保ったまま消費者に届けられます。そのため、適切に保存すれば一般卵よりも日持ちが良いとされています。
4. 一般的な卵との違い|味・栄養・安全性を徹底比較
自然卵と一般的な卵には、見た目から味まで様々な違いがあります。具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
見た目の違い
卵黄の色

- 一般的な卵:鮮やかな黄色(着色料使用の場合もあり)
- 自然卵:自然なオレンジ色(緑餌によるカロテンの色)
卵白の弾力
- 一般的な卵:水っぽく、すぐに広がる
- 自然卵:弾力があり、盛り上がりを保つ
殻の厚さ
- 一般的な卵:薄め
- 自然卵:厚くて丈夫
味の違い
自然卵の最大の特徴は、その『濃厚ではない味わい』です。濃厚ではない?そう、そこがポイントなんです!限りなく自然な形で産まれた卵というのは、これまで食べてきた卵と比べて、あっさりとした味わいなのが特徴です。
- 卵黄:あっさりしていて甘みがあり、臭みがない
- 卵白:さっぱりしているが、旨味がしっかりある
- 全体:卵本来の風味が強く、料理の味を引き立てる
特に、卵かけご飯や半熟卵など、卵の味がダイレクトに感じられる料理では、その違いは歴然です。
栄養価への期待
自然卵の栄養価について、数値的な比較データは限られていますが、飼育方法の違いから以下のような期待が持てます。
緑餌による影響
- 新鮮な草や野菜を食べた鶏の卵は、カロテノイドが豊富になる傾向
- 卵黄の自然なオレンジ色は、緑餌由来の栄養素の証拠
発酵飼料による影響
- 発酵により栄養素の吸収率が向上
- 鶏の腸内環境改善により、質の高い卵が期待できる
ストレスフリー飼育による影響
- 平飼いでストレスの少ない鶏は、健康状態が良好
- 健康な鶏が産む卵は、栄養バランスが整っている可能性が高い
何より重要なのは、薬剤残留の心配がなく、安心してお子さんに食べさせられることです。
安全性の違い
自然卵の安全性の高さは、以下の点で確認できます。
- 薬剤残留のリスクが極めて低い
- サルモネラ菌などの食中毒リスクが低い
- アレルギー反応が起きにくい
ただし、生食する場合は、信頼できる生産者から購入し、新鮮なものを選ぶことが大切です。事実、自然卵養鶏を実践しているあおぞら養鶏場の卵からは、残留農薬は一切検出されておりません。

あおぞら養鶏場において2025年4月18日に検査した「残留農薬一括分析検査報告書」
5. 本物の自然卵を見分ける方法|購入時のチェックポイント
「自然卵」と表示されていても、すべてが同じ品質とは限りません。本物の自然卵を見分けるためのポイントをお伝えします。
パッケージ表示の読み方
必ずチェックすべき項目
- 飼育方法:「平飼い」または「放し飼い」の記載があるか
- 餌の内容:「無添加」「自家配合」「発酵飼料」などの記載
- 薬剤使用:「抗生物質不使用」「無薬飼育」の記載
注意すべき表示
- 「自然風味」「自然派」など曖昧な表現
- 具体的な飼育方法の記載がない
- 価格が一般卵とほとんど変わらない
信頼できる生産者の見つけ方
本物の自然卵を作る生産者には、以下の特徴があります。
情報公開に積極的
- ホームページで飼育方法を詳しく説明
- 農場見学を受け入れている
- SNSで日々の飼育状況を発信(平飼い養鶏家チャンネル【あおぞら養鶏場】)
養鶏家の想いが伝わる
- なぜ自然卵を作るのかの理念が明確
- 鶏への愛情と責任感が感じられる
- 消費者の質問に丁寧に答えてくれる
価格の目安と品質のバランス
自然卵の価格は、一般的な卵の2~7倍程度が相場です。
価格帯別の目安
- 300~400円/10個:平飼い、一部自然飼料使用
- 500~700円/10個:完全平飼い、自家配合飼料
- 800円以上/10個:最高品質、こだわり抜いた飼育
価格だけでなく、生産者の情報や飼育方法を総合的に判断することが大切です。
偽物や類似品を避ける方法
残念ながら、「自然卵」という名前だけで、実際は一般的な飼育方法の卵も存在します。
見分けるポイント
- 大手スーパーで大量販売されている「自然卵」は要注意
- パッケージの写真と実際の飼育方法が一致しているか確認
- 口コミや評判を事前に調べる(あおぞら養鶏場のお客さまの声一覧はこちら)
- 可能であれば農場見学をする(あおぞら養鶏場では定期購入者さまに限定して見学をしていただいています)
信頼できる販売店や直売所を見つけることが、本物の自然卵を手に入れる近道です。
6. 自然卵を購入できる場所と保存・調理のコツ
本物の自然卵を手に入れるための購入先と、その良さを最大限に活かす方法をご紹介します。
信頼できる購入先
1. 農場直売所
最も確実で新鮮な自然卵を購入できます。生産者と直接話ができ、飼育方法を詳しく聞けるメリットがあります。
2. オンライン通販
全国の優良農場から直接購入可能。生産者のこだわりや飼育方法が詳しく紹介されているサイトを選びましょう。
3. 自然食品店・有機専門店
厳選された自然卵を扱っていることが多く、店員さんからのアドバイスも受けられます。
4. 道の駅・農産物直売所
地元の養鶏家が出品している場合があります。季節によって品揃えが変わることも。
正しい保存方法
自然卵の品質を保つための保存のコツをお伝えします。
基本の保存方法
- 冷蔵庫の卵専用ケースではなく、パックのまま保存
- 温度変化を避けるため、冷蔵庫の奥の方に置く
- 尖った方を下にして保存
消費期限の目安
- 生食:産卵から2週間以内
- 加熱調理:産卵から1ヶ月以内
自然卵は一般卵よりも日持ちが良いとされていますが、安全のため早めに消費しましょう。
自然卵の良さを活かす調理法
自然卵の濃厚な味わいを最大限に楽しむための調理法をご紹介します。
おすすめの食べ方
- 卵かけご飯:自然卵の真価が最も分かりやすい食べ方
- 半熟ゆで卵:クリーミーな卵黄の美味しさを堪能
- 出汁巻き卵:上品な甘みが際立つ
- カルボナーラ:あっさりしたソースが作れる
調理のコツ
- 低温でゆっくり加熱すると、卵の旨味が引き立つ
- 塩分は控えめにして、卵本来の味を楽しむ
- 新鮮なうちは生食、時間が経ったら加熱調理で
子どもに与える際の注意点
お子さんに自然卵を与える際は、以下の点にご注意ください。
- 初めて与える場合は少量から始める
- アレルギーの有無を確認する
- 1歳未満の赤ちゃんには生卵は与えない
- 発熱時や体調不良時は控える
自然卵は栄養価が高いため、成長期のお子さんにとって理想的な食材です。安心して食べさせてあげることができるでしょう。
まとめ
自然卵とは、養鶏家の信念と哲学が込められた特別な卵です。法的な基準はありませんが、発酵飼料や緑餌を使った無添加の餌、平飼いでの広いスペース、薬に頼らない飼育方法など、共通のこだわりがあります。
一般的な卵と比べて、味・栄養・安全性すべての面で優れており、特に成長期のお子さんがいるご家庭にはおすすめです。
本物の自然卵を見分けるためには、パッケージ表示をしっかり確認し、信頼できる生産者から購入することが大切。多少価格は高くなりますが、家族の健康への投資と考えれば、決して高い買い物ではないでしょう。
自然卵を選ぶことで、養鶏家の想いとともに、安心安全で美味しい卵を家族に食べさせてあげることができます。ぜひ一度、本物の自然卵の味を体験してみてください!
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